文法は教えない?子どもが自然に英語を身につける方法とは?
皆さまは、「英語の学習」と聞くと単語の暗記や文法の勉強を思い浮かべたりはしませんか?
GrapeSEED英語教育見学会
特に文法の勉強というと、私たち大人が学校で英語を学んだ時には、be動詞から始まって現在形、現在進行形、過去形…といった順番で、一つひとつ細かなルールを覚えることをしてきました。
しかし、小さな子どもたちの場合はどうでしょうか?
私たち大人と同じ方法で英語を学習し、果たして英語を「話せる」ようになるのでしょうか?
答えは「×」です。
幼稚園などに通う幼い子どもたちに対して文法やルールを細かく説明しても、全てを理解してもらうことは困難だからです。誰にでも当てはまることですが、自分が理解できないことを外に発信することはできません。
それに加えて、子どもたちが今日の出来事を話したいと思った時に、過去の話をする方法(過去形)がわからないから習うまでは話せない…と、特定の文法を学ぶまで待つ必要があるでしょうか?「~できるよ」(can)という表現についても、一般的には中学1年生で学ぶものではありますが、幼い子どもたちのほうがより頻繁に使っているのではないでしょうか?
このような理由から、GrapeSEEDでは学校での指導とは異なる順番や方法で英文法を学びます。具体的には、「その年齢の子どもが今必要としている表現」からスタートします。文法として説明しながら指導するのではなく、子どもたちの日常で使える表現として、身近なテーマの中で楽しく英語を体験できる機会をたくさん提供します。ちなみに先ほど触れた「can(~できる)」は、Unit2、つまりGrapeSEEDを始めてすぐの時点で学びます。
幼い子どもたちは、文法の細かなルールを全て暗記し理解することは難しくても、周りから聞こえてくる言葉や音を真似することはとても上手です。GrapeSEEDの様々な楽しいアクティビティを通して繰り返し英語に触れることで、子どもたちは自然にたくさんの単語や表現を吸収し、やがて自分の言葉として使えるようになっていきます。
GrapeSEEDの教材紹介と共に具体的な例を挙げている過去の記事はこちらです。
文法に関する特別な指導がなくても自然に豊かな英語表現が身につくGrapeSEEDのレッスン、ぜひ一度直接ご覧になってみませんか?
現在、幼稚園や保育園、認定こども園、英会話教室の経営者やマネージャーの方などを対象に、参加無料の見学会を開催中です。詳しい日程などはこちらからご確認いただけます。お気軽にご参加ください!

”英語は勉強するもの” そんな大人の感覚が、子どもにも当てはまると思っていたりしませんか? 実は、子どもにとっての”英語”は、“外国語”というより “もうひとつの言葉” 。 日本語を覚えた時と同じように、 「伝えたい」「理解したい」という気持ち が原動力になります。 つまり子どもたちは、大人のように文法や単語を暗記するのではなく、 ・英語で遊ぶ ・英語で歌う ・英語でやりとりする このような 日常の中の体験 を通して、自然と英語を身につけていくのです。 特に幼少期は、音への感度が高く、耳からのインプットが非常に効果的です。 だからこそ、話せるようになる前に、 英語の音にたっぷり触れて、体にしみこませる時間を増やす ことが大切です。 “英語を勉強する”のではなく、 “英語で過ごす” 毎日の中で、子どもたちの力は育っていきます。 私たちの提供するLittleSEEDおよびGrapeSEEDでは、 年齢や成長に合わせた楽しい歌や物語、先生とのやりとりなどを通じて、 子どもたちが“言葉”として英語に出会い、英語を“使える”ようになるプロセスを大切にしています。 GrapeSEEDについてより詳しく知りたい方は、こちらよりお問い合わせください。

GrapeSEEDで多くの子どもたちが英語を話せるようになるのはなぜ? その鍵は、「母語のように理解し、話せる英語カリキュラム」にあります。 今回は、その中でも レッスンプラン(学習指導案) に焦点を当て、その秘密を紐解いていきます。 段階的に導く、GrapeSEEDのレッスンプラン GrapeSEEDのレッスンプランは、「責任の移行モデル(Gradual Release of Responsibility)」をコンセプトに構成されています。 これは、教師主導から生徒主導の学びへと、段階的に役割を移していく指導法です。 このアプローチにより、生徒たちは無理なく、意欲的に英語を身につけていくことができます。 Stage 1|先生が話す/子どもたちが聞く レッスンは、先生が教材を読んだり話したりするところから始まります。 子どもたちは、意味をイメージしながら、注意深く先生の話す英語に耳を傾けます。 そして先生は、理解を助けるために読み聞かせの前後で簡単な質問ややりとりを行い、子どもたちの集中と興味を引き出します。 Stage 2|子どもたちが話す/先生がサポート 先生のリードのもと、子どもたちは少しずつ主体性を持ち始めます。 教材に出てきた単語や表現を声に出して言ったり、歌ったりすることで、自分の言葉として英語を使う第一歩を踏み出します。 先生は必要に応じてお手本を示したり、発音の修正をしながら、子どもたちが安心して発話できるようサポートします。 Stage 3|子どもたちが話す/先生が聞く 子どもたちは教材の内容をよく理解したうえで英語を使うことに自信を持ち始め、レッスン内でも主体的に発話するようになります。 先生は見守りながら、必要に応じて語彙や表現の確認を行い、自然なやりとりをサポートします。 このように、はじめは先生がリードし、徐々に子どもたちの主体的な学びへと移っていきます。 GrapeSEEDのレッスンプランでは、1ユニット(約40回のレッスン)を通して、その変化が段階的に設計されているのが特長です。 先生方は、指導案を一から考える必要はありません。 GrapeSEEDのレッスンプラン通りに進めるだけで、子どもたちに合った最適なレッスンが実現できます。 そして子どもたちも、毎日のレッスンを楽しみながら、自然と英語力を伸ばしていくのです。