大学受験英語のいま
皆さんこんにちは!だんだんと秋めいた陽気になってきましたね。
夏の終わりの冷たい風に当たると、学生時代の部活引退後から本格的に始まった受験勉強の日々を思い出します。
特に大学入試における受験科目は多岐に渡りますが、その中でも英語は、昔と比べると問題形式・難易度共に大きく変わりました。
今回はどのように大学受験英語が変化したのか、過去のデータと比較しながら見ていきます。
共通1次試験(1989年~) | 大学入試センター試験(1990年~) | 大学入学共通テスト(2021年~) | |
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時間 | リーディング 100分 | リーディング 80分 リスニング 60分 | リーディング 80分 リスニング 60分 |
語彙数 | 2,728語 | 4000語前後 | 4000~6000語 |
問題文 | 日本語 | 日本語 | 全て英語 |
配点 | 200点 | リーディング 200点 リスニング 50点 | リーディング 100点 リスニング 100点 |
リーディングの特徴 | 【受験英語】 説明文・解説文など堅めの内容の文章が中心。 発音・アクセント・語句整序など、英文法知識も単体で問われる。 | 【実用英語】 メール・広告などの日常的素材から資料・論説文まで、バラエティーに富んだ英文が出題される。 会話・図表・イラストなど、情報処理能力も問われる。 | |
リスニングの特徴 | 主にアメリカ英語を使用 | アメリカ、イギリス英語の他にも様々なアクセントの英語を使用 |
【変化の背景】
今回は大学入試について取り上げましたが、これだけでも日本の英語教育に対する考え方が約30年の間で大きく変化してきたことがわかります。
そしてその背景には、グローバル化が進む世界で活躍できる人材を増やしたいという政府の方針があります。
ここからは、現在の大学受験英語の傾向を踏まえて、具体的にどのようなスキルが求められているのかについて3つ挙げてみたいと思います。
①リスニングとリーディングの配点が同じになった
→聞く力がより求められている
②試験時間は変わらないが、登場する語彙数が増えた
→必要な情報をより素早く正確に掴む必要がある
③リスニングにおいて、図や表を使った問題が4倍近く増える
→聞く&読む力が同時に必要とされる
いかがでしたか?
日本の教育現場では、大学受験だけではなく、小学5年生から英語が一教科として扱われるようになったり、中学校以降の授業においても様々な変化があったりと、英語教育のあり方自体が変わってきています。
【最後に】
GrapeSEEDでは、3、4歳から英語に慣れ親しみ「英語で考え、英語で話す」ことができるようになる、英語教育カリキュラムを提供しています。
幼稚園や認定こども園、保育園、英語教室の経営者およびマネージャーの方で、自園の英語カリキュラムに迷われている方がいらっしゃいましたら、今の時代に合った英語教育ができるGrapeSEEDを選択肢の一つとして視野に入れてみるのはいかがでしょうか?
少しでもご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください!

”英語は勉強するもの” そんな大人の感覚が、子どもにも当てはまると思っていたりしませんか? 実は、子どもにとっての”英語”は、“外国語”というより “もうひとつの言葉” 。 日本語を覚えた時と同じように、 「伝えたい」「理解したい」という気持ち が原動力になります。 つまり子どもたちは、大人のように文法や単語を暗記するのではなく、 ・英語で遊ぶ ・英語で歌う ・英語でやりとりする このような 日常の中の体験 を通して、自然と英語を身につけていくのです。 特に幼少期は、音への感度が高く、耳からのインプットが非常に効果的です。 だからこそ、話せるようになる前に、 英語の音にたっぷり触れて、体にしみこませる時間を増やす ことが大切です。 “英語を勉強する”のではなく、 “英語で過ごす” 毎日の中で、子どもたちの力は育っていきます。 私たちの提供するLittleSEEDおよびGrapeSEEDでは、 年齢や成長に合わせた楽しい歌や物語、先生とのやりとりなどを通じて、 子どもたちが“言葉”として英語に出会い、英語を“使える”ようになるプロセスを大切にしています。 GrapeSEEDについてより詳しく知りたい方は、こちらよりお問い合わせください。

GrapeSEEDで多くの子どもたちが英語を話せるようになるのはなぜ? その鍵は、「母語のように理解し、話せる英語カリキュラム」にあります。 今回は、その中でも レッスンプラン(学習指導案) に焦点を当て、その秘密を紐解いていきます。 段階的に導く、GrapeSEEDのレッスンプラン GrapeSEEDのレッスンプランは、「責任の移行モデル(Gradual Release of Responsibility)」をコンセプトに構成されています。 これは、教師主導から生徒主導の学びへと、段階的に役割を移していく指導法です。 このアプローチにより、生徒たちは無理なく、意欲的に英語を身につけていくことができます。 Stage 1|先生が話す/子どもたちが聞く レッスンは、先生が教材を読んだり話したりするところから始まります。 子どもたちは、意味をイメージしながら、注意深く先生の話す英語に耳を傾けます。 そして先生は、理解を助けるために読み聞かせの前後で簡単な質問ややりとりを行い、子どもたちの集中と興味を引き出します。 Stage 2|子どもたちが話す/先生がサポート 先生のリードのもと、子どもたちは少しずつ主体性を持ち始めます。 教材に出てきた単語や表現を声に出して言ったり、歌ったりすることで、自分の言葉として英語を使う第一歩を踏み出します。 先生は必要に応じてお手本を示したり、発音の修正をしながら、子どもたちが安心して発話できるようサポートします。 Stage 3|子どもたちが話す/先生が聞く 子どもたちは教材の内容をよく理解したうえで英語を使うことに自信を持ち始め、レッスン内でも主体的に発話するようになります。 先生は見守りながら、必要に応じて語彙や表現の確認を行い、自然なやりとりをサポートします。 このように、はじめは先生がリードし、徐々に子どもたちの主体的な学びへと移っていきます。 GrapeSEEDのレッスンプランでは、1ユニット(約40回のレッスン)を通して、その変化が段階的に設計されているのが特長です。 先生方は、指導案を一から考える必要はありません。 GrapeSEEDのレッスンプラン通りに進めるだけで、子どもたちに合った最適なレッスンが実現できます。 そして子どもたちも、毎日のレッスンを楽しみながら、自然と英語力を伸ばしていくのです。