覚えやすい単語と覚えにくい単語

Blogを読んでいただいている皆さまに、いきなりですが質問です。 
「the」という単語はどういう意味でしょうか? 
皆さまもよくご存知の単語だと思いますが、実際の意味について考えたことはありますか?
また、子どもにはどのように教えるのが適切でしょうか?

【特定のものの前につける定冠詞】と文法的に説明は出来ますが、幼少期の子どもに理解させるのは難しいでしょう。 
子どもにとって、「the」「be」と言った単語よりも、「dog」や「jumps」といった名詞や動詞の方が分かりやすく、
覚えるのも簡単です。
 絵で説明ができる単語(理解しやすい=覚えやすい)と説明が難しい単語(理解しがたい=覚えにくい)を
イメージしていただくと分かりやすいかもしれません。 

「the」だけでなく冠詞の「a」や「an」、前置詞の「at」や「on」、「in」などは“sight words(サイトワード)
と呼ばれており、目にしただけで理解する必要がある重要単語のことです。 
サイトワードは頻出語(会話に頻繁に出てくる単語)でもあり、「the」も頻出語トップ10に入る単語の1つです。
サイトワードには、上述した「絵で説明が難しい単語(理解しがたい=覚えにくい)」が多く含まれています。 
その為、覚えにくい単語であるにも関わらず、使いこなすことが出来なければ流暢に会話をすることは難しいかもしれません。 

サイトワードを学ぶ最良の方法は、繰り返し触れることです。
これは、日本人で言う「て・に・を・は」のような感覚的に習得するものと似ており、皆さまも「て・に・を・は」は
会話の中でよく耳にし、文章を読み始めた時に繰り返し目にすることで、学んできたはずです。 
「the」という単語が何なのか、どう使えば正しいのかの説明を受ける必要はなく、ただ時間をかけてその単語を
知っていく事が自然な習得方法です。 

GrapeSEEDでは、たくさんの語彙を覚えるのではなく、頻出語を中心にカリキュラムに組み込む語彙を厳選しています。
また、体系的に復習も取り入れており、繰り返し体験を重ねることで、子どもたちの英語力の定着を図ります。
(重要な単語は何万回も経験します) 

少ない単語でコミュニケーション能力を高めることは、流暢さや、段階的な成長の基礎を築くことになります。
コミュニケーションパターンが確立されれば、その言語での経験が増えるにつれて語彙は自然に増えていきます。 

習得する語彙は多ければ多いほど良いのか?と、ご質問をいただくことがありますが、 
語彙数は英語をコミュニケーションとして習得する際の「流暢さ」をサポートするために、
必要なタイミングで増やしていくのが適切なので、多ければ多いほど流暢さが増すということではありません。 

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